令和5年度 修士公聴会プロジェクトデザインⅢ公開発表審査会に出席して

令和5年度 修士公聴会プロジェクトデザインⅢ        公開発表審査会に出席して

 卒研の聴講により興味を持った研究室は松林研究室の地方創生と言う企業と共同研究しているテーマが面白いと思います。卒研者玉野美湖氏「台湾・沖縄バニラを活用した化粧品開発に関する研究」テーマを紹介します。
この研究はプロジエクトデザインⅢ(卒業研究)の一環で、企画・開発したコラボ商品『とろけるようなバニラリップバーブ』が今年の1月9日からKITブックセンターで販売が開始されました。
本研究は昨年より行われ商品の企画・開発・改良やパッケージ制作には、松林研究室が提唱するマーケティグテクノロジーのフレームワークを用いた商品コンセプトやニーズ、価格の決定に関するマーケティング分析が活用されました。また資金調達にはクラウドファンディングを用い、沖縄県や石川県をはじめ全国から42人の支援者によって商品製造に必要な目標金額である18,200円を達成しました。
卒研生が1つの化粧品を商品内容量約5g販売価格1,650円(税込み)に設定して100%天然バニラを使用し天然バニラならではの柔らかい甘さが香る商品を産学連携で企画・開発・改良やパッケージを制作してKITブックセンター雑貨売場で販売し近江大阪屋のECサイトで購入できることで地方創生の貢献に大変役立っていて経営情報学の観点からは実学として評価は高いと思います。
最後に全体的に卒研生の論文を見ると先行研究や批評が少なく感じます。シミュレーションをゲーム化したことは良い実験手法は評価すべきだと感じました。