第38回異業種交流会をWebで開催

日時:令和4年1月22日(土)13:300~、開場13:00開始
実施方法:オンライン(Zoom)配信及びライブビューイング(LV)
講演:情報フロンティア学部経営情報学科 徳永 雄一教授
演題:「IoTに関する研究内容紹介」
出席:会員14名

経工会では、ここ2年間、新型コロナウイルスの感染拡大により開催を断念していた「異業種交流会」をZoomの利用により令和4年1月22日(土)に開催することができました。
初めてのオンライン講演の実施ということもあり、こぶし会事務局多目的ホールでのライブビューイングも可能なハイブリッド型を採用いたしました。告知期間が1カ月にも満たない短期間であったにもかかわらず参加者数は14名を確保でき、静岡県や岐阜県からも参加がありました。
今回の「異業種交流会」は、講師に情報フロンティア学部経営情報学科の徳永雄一教授をお招きし、「IoT化する社会への対応」と題する講演を行っていただきました。
徳永先生の講演では、IoTはモノのインターネットとも言われ、日常生活においてもさまざまな道具にインターネットが接続され、社会におけるデジタル化の浸透はビジネス社会をも大きく変革させうる可能性を秘めている。デジタルテクノロジーと情報通信技術の開発分野は既に成熟期を迎えており、これまでの技術力主導の事業展開では成長が見込まれないことから、消費者需要の変化を見越した新たな付加価値を提供するためにIoT技術を活用したこれまでない観点からの消費者へのアプローチによって様々なビジネス市場において商品価値の変化が進んでいる。
データが主役のスマート社会では、AIで集めたデータや膨大なビックデータ等がIoT技術の進展によって誰もが扱えるようになった。最近メタバースという言葉をよく耳にするようになったとおもわれるが今や世界規模で注目を集めている。メタバースとは、インターネット上に構築された3D仮想空間のことであり、アバターを介して仮想現実による人間同士のコミュニケーションを可能とし、メタバース上で所有する土地や建物等を資産化し、ブロックチェーンにより所有権も証明されることから、メタバース関連事業は巨大市場に急成長しつつあるとの説明がなされました。
徳永研究室では、その研究テーマを「実際に行かなくても、特別な訓練しなくても、体力がなくても、ゲームをしているような感覚で好きな時間に作業できるメタバース技術を活用することでリアルな報酬を得ること。」としてIoT化する社会に対応した研究を行っている。「しいては未来を創造し、推進できる人材を輩出したい。」と結ばれ、質疑応答を含む90分にわたる講演を盛況のうち無事終了することができました。徳永先生始め参加者の皆さんありがとうございました。                  
幹事 今越