卒業生の活躍その2

<卒業生の活躍> 村井繁夫氏

村井氏【卒業生プロフィール】

氏名
村井繁夫(むらい しげお)
略歴
金沢工業大学工学部経営工学科 平成6年3月卒業
同 大学院工学研究科修士課程(経営工学専攻) 平成8年3月卒業
石井和克研究室
勤務先
能登印刷株式会社
営業の業務支援となる、グループ全体の印刷受注支援(見積など)、ITシステム管理、原価管理、営業業績管理をしている。 また、若手社員への教育にも力を入れている。
趣味など
読書、スポーツTV観戦 (サッカーW杯・南アフリカ大会では日本が決勝トーナメントに進出したことに感動している)




進路セミナー講演

 平成22年6月16日 11時より約1時間に渡り、金沢工業大学野々市キャンパスにて同大学情報フロンティア学部情報マネジメント学科 の就職活動を来春に控えている3年生を対象に、進路セミナーが行われ、村井繁夫氏が講演を行いました。

進路セミナー能登印刷のこれから
はじめに、村井さんは印刷業界の厳しい状況と能登印刷のこれからについて、 「石川県は昔から印刷会社が非常に多く競争も激しい。これからは印刷だけでは食べていけない。 当社では、実用書や文芸書などの出版を強化したり、営業から編集、印刷まで一貫して行う子育て支援情報誌の発行を始めたり、 常に新しい分野を開拓している。 最近では、大学における研究室ホームページ開発の受注にも力を入れており、受注数は県内でも当社が最も多いのではないか。」 と、厳しい状況にありながら、常に成長分野を見据えながら前進することの必要性を説明しました。



進路セミナー『自分で気づくこと』の大切さ
村井さんは、就職活動をひかえている3年生を前に、社会人として成長するために必要なことを次のように述べました。 「社会人になり仕事をするようになったら、人から教えてもらえることと、自分で主体的に気づくことがある。 仕事のルールや基本技術などは必ず教えてもらえることだが、時間管理や仕事の優先順位、渉外折衝や問題改善などは、 その能力レベルを自分で気づいて、必要な行動を実践していかないといつまでたっても成長しないもの。 また、この気づきと行動を継続して実践するのとしないのでは、5年、10年後に大きな差がでると痛感している。」

また、入社試験でのアピールポイントを社会人に必要な基礎能力と関連付けながら、 「社会人基礎能力には、アクション、シンキング、チームワークの3要素がある。 『アクション』は主体性や実行力、『シンキング』は疑問を持ち考え抜く力、『チームワーク』は 多様な人たちと目標に向かって協力する力。入社試験でも、この観点で自分をアピールしてはどうか?」 と参加者へ問いかけながら説明しました。 出席している3年生の中には、必死にメモをとる姿も見られました。



進路セミナーキャリアプランを考える時間を
最後に村井さんは、自分自身の経験を踏まえて、 「なぜ働きたいのか?自分の夢や理想は何か?自分は将来どうなりたいか?など、自分の夢やキャリアプランというものを 一度じっくり考える時間を作ってみてほしい。 少なくとも、就職活動までの期間を漠然と過ごすことがないようにしてほしい。 就職して、自分に合わなければ転職すればよいという人もいるが、果たしてそれでいいのかと思うことがある。 就職は人生における重要な節目。 資料での情報収集は大いに結構だが、家族や先輩などできるだけ多くの人にも相談してみると、 希望職種の仕事のやりがいや大変さなど、活字では知ることのできない事情をうかがい知ることもできるはず。 これらの点に力を入れて就職活動を進めていってほしい。」 と締めくくり、参加した学生全員を激励しました。



進路セミナー

平成22年7月5日掲載
(当ページは、平成28年1月に旧サイトから移動しました。)